【スポーツ】カーリングはルールがわからなくてもたのしい。ルールがわかるともっとたのしい。

【スポーツ】カーリングはルールがわからなくてもたのしい。ルールがわかるともっとたのしい。

『ヒースブログ』オーナーのヒースです。

なんとなくNHKを見ていたらカーリング女子3位決定戦をやっていたので、思わず見入ってしまいまいた。

なぜ見入ってしまったかというと、カーリングという競技をよく知らなかったから、というのがその理由。


知らないのに見入る。


つまり、すべては画面から流れる情報がすべての状態だったのだが、それだけでもカーリングという競技が頭脳戦であ
ることがわかった
為、凄まじい引力でTVから目が離せなくなってしまったのだ。

目次

カーリングとはどんな競技なのか

そもそもな話、昨日の時点で『完全なる無知』である。

それでも日本女子とイギリス女子がプレイしている競技そのものと解説者のコメントでなんとなくわかってきた。

ルールは簡単なようで異常に難しくシビア。
当然のように見ているだけではすべては理解できない。

見ていてわかった範囲では、4人がストーンを交互に2回ずつ投げ、ハウスの中のより中心に近い円に最後にストーンを残したチームに点が入ること(相手チームの得点は0)

中心に一番近いストーンからナンバー1、ナンバー2、ナンバー3と数え、ナンバー1を取ったチームが相手チームの一番近いストーンの範囲内にある自分のチームのストーン数だけ点数が入るということ。
(ナンバー1が日本、ナンバー2がイギリスなら日本にだけ1点入る。ナンバー2が日本でナンバー3がイギリスなら日本に2点入るという感じ)

今回点数が入ったエンド(ゲーム表現だとターン)はすべて1点だったので、非常にディフェンシブなゲーム展開が続いていた。

チームは4人で構成され、投げ役、擦り役、指示役にわかれる。
(厳密にはリザーブという控えが1名いるが、4人でプレイをおこなう。今回はオリンピック経験のある本橋麻里選手が主将で控えを務めていた)

見ている限り指示役(スキップという)がストーンの強さと曲がりを前方から確認して指示を出し、それを擦り役(スィーパーという)が氷の表面を擦って滑りを調整して目標の経路と着地点に収めていた。

最初はブラシで擦る効果がどちらになるのかがわかっていなかった。
擦ることで表面が荒れてブレーキになるようにも見えるが、実際は氷の表面を溶かして滑りを良くして、曲り始めの位置を調整して進路を作っていたのだ。

今回の日本対イギリス戦ではこのスィーパーが非常にいい仕事をしていた。

投げ役(2投毎にリード、セカンド、サード、フォースという)が多少ミスをしても、スィーパーが調整をすることで戦術を完了するという想像以上のチームプレイというのがカーリングという競技の真髄のように感じた。

氷上のチェス

あとで知ったのだが、カーリングは別名『氷上のチェス』と呼ばれているようだ。

お互いが理詰めで戦略と戦術を駆使して戦うというサマがまるでチェスのようだからなのだろう。

ゲーム序盤はガードストーンという相手の妨害になるようにストーンを置き、その後はガードストーンの裏に隠れるように次のストーンを置いておく流れのようだ。

相手はガードストーンを弾きながら、場合によってはハウス(中心の円のこと)内に隠してあるストーンも併せて弾き出すという作業をおこなう。

散らす、というストーンを左右に切り分けて1回で弾き出せれないような戦術もあり、一投一投で局面が大きく変わっていくのが目を離せなくなる主要因だった気がする。

ガードと隠してあるストーンが近いと一緒に弾かれる可能性が高いので、適度な距離に置く必要がある為、投げ役は力の加減とコントロール、スィーパーは擦ることで曲り位置と停止位置を調整する。

指示役がそれらすべてを掛け声で指示を出し、見事に狙った位置に決まると見ていて非常に気持ちがいい。

このあたりを解説者がすべて説明してくれているので、次はどういうスローがどのような進路でどこに止まるべきなのかが予めわかっているので、1投ごとの緊張感がとてもよく伝わってくる。

それでも人がおこなう競技であり、氷面の状況がほんのちょっと異なるだけでも曲り位置や止まる位置が変わってしまうので、完璧にコントロールできるわけではない。

ガードストーンをかわして、相手ストーンに当てて弾き出しつつ自ストーンは狙った位置に残すというのが、競技の主な部分になっていた。

1cmズレただけでも結果は大きく変わり、逆にこれが狙い通りに決まると本当に凄いことが行われていることがよくわかる。見ていても気持ちがいい。

ビリヤードをプレイしたことがあればわかると思うが、カーリングでも同じ動きとなる(ストーン=ボールとして)

ストーンとストーンが真っ直ぐに当たると、当てたストーンはその場に残り、当たったストーンにベクトルが全部移るので真正面に飛んでいく。

ちょっとでもズレれば、当てたストーンは当たった方向と逆に動き、当てられたストーンもその反対側に動いていってしまう。

その結果、その先にあるストーンに対する当たりも変わり、意図しない位置に止まってしまうということがある。
投げたストーンもやはり狙いと異なる場所に進んでしまい、結果としてハウスからアウトになってしまう場合もある(うまく残ってナンバー2やナンバー3になる場合もある)

このような緻密な作業をとんでもない距離で行っているのだから、プレイヤー4人がすべて協力し合わないと成立しない戦略ゲームであることは疑いようもなかった。

今回の日本女子対イギリス女子の決着に関して

1点ずつお互いに入るという守備的な展開であり、日本が第9エンドに1点を取らされてラストの第10エンドで先行になった。

カーリングという競技は後攻が若干有利であるため、日本もイギリスに1点を取らせて最後を後攻にしたく、イギリスとしては3−3の同点のまま第10エンドを迎えるように第9エンドを戦っていた。
(第9エンドはイギリスが後攻の為、同点の場合は第10エンドもイギリスが後攻になる為)

結果として日本が1点を取り先行が確定し、日本イギリスいずれの最良の結果ではなかった。
第9エンドを終え4−3と日本が1点多いので、第10エンドは日本は2点以上取られなければ負けではなかったが、後攻の不利があるので最後の最後までまったく油断のできない状況だった。

第10エンドもお互いの戦術がうまく決まり、先行の日本のラストスローで自チームのガードストーンをかわしてナンバー1につける戦術だったが、カーブの入りが少し早くガードストーンにわずかに触れてしまった。

ちょっとだけでもストーンが当たってしまったために、スローストーンが逆側に動いてしまい、ナンバー1がイギリスのまま後攻のラストスローになってしまった。

イギリスとしてはナンバー1がイギリスのため、ナンバー2の日本のストーンを弾き、ナンバー1とナンバー2をイギリスにして2点で勝ちを決める局面になっていた。

日本としては既に最後まで投げ切ってしまっているため、同点で延長線か、2点を取られて4位になってしまうという状況であり、見ているこちらも成り行きを見守る他なかった(元々見守っていることしかできないが)

イギリスのラストスロー。

日本のストーンを弾き出そうとした戦術だったが、ミスショットとなり逆に日本のストーンがハウス中心に残りナンバー1となり、日本に1点が入って逆転勝利――カーリング日本女子初のメダル獲得、銅メダル確定となった。

最後は思わず食い気味に画面に魅入り、「うぉー」とか声が出た(誰もいなかったけどちょっと恥ずかしい)

まとめ

カーリングは知っていた。

1回前のソチ五輪でもなんとなーくニュースで見ていた。

ただ、競技としてしっかりと見たのは今回が始めてだったので、もっとちゃんと見ておけば良かったかなーとも思っている。

今年は『もぐもぐタイム』とか「そだねー」という特徴的な一部分だけが取り沙汰されることが多かった(当ブログでもネタにしました。よく知らずに使っちゃって申し訳ない)

もぐもぐタイムは、2時間30分という長丁場の競技であるカーリングは第5エンドでハーフタイムになるので、栄養補給と戦略会議を兼ねて円座でおやつを食べているサマが異様に可愛らしいのでそのように呼ばれている。

シビアな戦いが続いている中に不意におとずれる女子会。
みんなほんわかしちゃうのもうなずける。

そして、どうやって戦っていくかという話し合いをしている時に「そだねー」とこれまたいい感じの響きの返事が飛び出てくる。

真剣勝負なのになぜか”ゆるさ”が感じられるのが、カーリング日本女子の大きな特徴だったのかもしれない。

見る前はルールのるの字も知らなかったのだが、終わる頃には大枠を把握し、終わってから追加で調べることで細かい部分も若干わかってきた。

ストーンを投げ合って相手のストーンを弾くだけ、という競技であればこれほど真面目に見なかったかもしれない。

投げ役、擦り役、指示役という団体競技であり、投げる前には1分もないなかで戦術を組み、投げてからも戦術を達成する為に一致団結する。

カーリングというものが、頭脳的で奥深いチームプレイの競技であるからこそ画面に魅入ってしまったのだ。

オリンピックが終わってしまえば、カーリングとは無縁の生活に戻ってしまうことだろう。

だが、今回たまたまとはいえ競技を見ることでその真髄に触れることができたのは正直大きなインパクトがあった。

個人的に最近は”なんでも一度受け入れる”というスタンスで生きていこうと思っているところなので、カーリングから感じたチームプレイでの戦略・戦術の重要性をうまく吸収できて活用できればいいな、と感じた。

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