執筆記録N0001 オリジナル小説に対する記録や小説に対する考え方を記した『執筆記録』を残してみることにした。

『ヒースブログ』オーナーのヒースです。

やる気とかモチベーションというものは、発生するものを待つものではない。


「やる気が出たらやろう」
「今はちょっとモチベーションが……」


こういう日は休むに限る!


……


……


……


それではなにも始まらない。

   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


やる気は、実はまずやることで自然に生じるものだったりする。



どういうことか。



さて、机に向かおう。


そうしたら、イスに座ろう。


次にPCを立ち上げよう。


おもむろにマウスを掴もう。


テキストエディタのアイコンをダブルクリックしよう。


指をキーボードに乗せてみよう。


ためしに1文字打ってみよう。




これでやる気が出る。




やる気が出たら始めるのではなく、始めたら自然とやる気が出る。

実際には1文字目にやる気は出ないが、なんとなーく書き始めてみて、なんとなーく次の文字を打ってみる。

「ある日――」


とかで終わったらちょっと気持ち悪い。


もう少し文字を打ってみるか。

「ある日、俺はコンビニに昼飯を買いに出かけた」


ちょっと続いた。


コンビニで俺はどんなお昼ごはんを買うのだろうか? 何も考えていないから、何を買ったっても問題ない。

じゃあ、とりあえずごはんものかな? それとも麺類かな? 俺はパンが好きかもしれない。

「ある日、俺はコンビニに昼飯を買いに出かけた。さっき見たテレビでタレントがおいしそうにおにぎりを食べていた。つい俺も食べたくなったからだ」


いい感じ。

俺はおにぎりを食べたくて買いに行ったようだ。



続きはどうしようか。

物語として書いたわけじゃないし、エッセイ風でもいいんじゃないか?

「タレントが食べていたおにぎりはおいしそうな紅鮭が顔をのぞかせていた。おおぶりでふっくらとしていたのが印象的だ。コンビニじゃあんなにゴージャスなおにぎりに出会うことはないだろう。だが、シャケおにぎりが食べたくなった俺の腹をごまかすことはもうできない」


……どうだろうか?


なんの意味もない文章ではあるが、それっぽくつながっていく。俺はおにぎりを食べたくなりコンビニへ行った。テレビで見たシャケおにぎりが忘れられないから。ただ、それだけのことをそれっぽく書いているだけ。


でも、なんとなくまだ続きが書けそうじゃないか?

「そんなこんなで俺はコンビニへと辿り着いた。自宅にほど近いこのコンビニの最近の推しはスイーツだ。やれ硬めのプリンだ、やれ史上最強のふわふわに仕上げパンケーキだ、やれクリームが2倍……いや3倍だったか、とにかくクリームがありえないほど増量されたロールケーキだ、とかで有名だ。俺はあまり興味をそそられることはないが、今やコンビニスイーツの売上は相当な規模になっているとかいないとか」


コンビニレビューが始まってしまった。

おにぎりを買いに来たはずが、おにぎりの「お」の字もなくコンビニスイーツを語り始めた。興味がなくても情報が入るほど有名じゃあ仕方がない。さぁ、そろそろおにぎりの選別作業に入ろうか。

「なんてことだ。まさかシャケおにぎりが売り切れだとは。まだ12時をちょっと過ぎたくらいだ。平日じゃないから12時じゃ遅いというのか……。なんてことだ。俺のお腹はシャケを受け付ける準備しかしていない。他の選択肢を考えていなかった。棚に並ぶ色とりどりであろうおにぎりたちも、今の俺の目にはくすんだ同じ色合いにしか映らない。海苔色だ、海苔色」


残念!


なんとなく売り切れにしたらおもしろいんじゃないかなー、というだけで俺はシャケおにぎりを食べることができなくされてしまった。

作者、ヒドイ!



……と、なにも考えずに手を動かしただけで「ある日――」という文字は、俺がTVを見てシャケおにぎりを食べたくなってコンビニに行ったが残念ながら売り切れで買えなかった、というストーリーへと変じた。


この後、俺のストーリーはいくつかの展開の可能性がある。

別の味のおにぎりで妥協する。シャケ弁当を見つけて、なんとなく溜飲を下げる。あくまでシャケおにぎりを食べるため、他のコンビニやスーパーへ向かう。

……など様々考えられる。



とにかく、PC立ち上げて、テキストエディタを開いて、なんでもいいから文字を打ってみる。

そうすればいつの間にか物語は形を帯びてくる。


内容は正直どうだっていい。


やる気、という得体の知れないものを待って何もしないよりは、なんでもいいから文字を打ち出し、なんとなく続きを書いてみる。その内に『筆が乗って』次々とアイディアが浮かんでイベントが立ち上がることだろう。


原稿用紙1枚分でも、ひとつのエッセイは書くことができる。

なにか気になったこと、気づいたこと、感じたことやただの事実。ニュースとかの反応でもいい。最悪天気の話だっていい。


なにかを書いてみることが肝心で、それをおもしろく脚色するのはまた別のスキルだ。


手が止まることが一番厳しい。



ある物語やエッセイを書いていて、続きが書けなくなったら別のものを書けばいい。

締切があるプロではそうはいかないが、アマチュアなら悩んで書かない時間を多く持つよりも、少なくとも何かを書くことがスキルアップに繋がる。

もちろん、話を書き進めて完結させるのは大事なスキル育成になる。すべて中途半端にするよりは、ひとつでも多くの完結作品を作るほうが力量はアップする。


でも、完結するまで書けなくてそれ以外何も書けなくなるならば、新しい作品を書き出すほうがいい。その新しい作品が完結を迎えることができるかもしれない。

   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

……と、執筆記録の初回はオリジナル小説の話ではなく、自分自身が書き止まることが多いので、やる気がないときの対処法を書いてみた。


実際、PCを立ち上げることや机に向かうことは重要で「あとにしよう」「今回は気が乗らないなぁ」という『逃げ』を封じることができる。


テキスト1文字からでも打てばきっと続きが打てる。何も思いつかなくても、キーボードのキーが押せないことはない。物語ではなく、気持ちを打ってみるのもいい。

「最近小説を書く気が起こらない。書いても書いても評価されない。なんのために書いているのか自分でもわからなくなってきた。自分はどうして小説を書き始めたんだっけ。そもそも、今はどうなりたいのだろうか。作家になりたい? ただ認められたいだけ? 自己満足? 目的が定まらなきゃ方向性も決まるわけがない。だから、まずは目的を決めよう。――作家になりたいっ! 自分の本が出版され、本屋に並び、誰かが手に取り、それをたのしんで読んでもらう。そういう作家になりたかったんだ! だったらまずはどうすればいい? そんなの決まっている。物語を書くんだ。さっさとキーボードを打って、PCの画面に文字を綴るんだ。なにをためらうことがある。作家になることに比べたら、文字を打つことなんて容易も容易。鼻歌でも歌いながら画面を文字で埋めていこうじゃないか! ふふふーん♪(タタタっと軽快な打鍵音)」


上記で400文字に足りないくらい。


今の気持ちを書き、なんとなく気づきにつなげる、そしてその気づきからこれからの行動に移していく、という物語。

なんてことはなくても、なんとなく書けばそれっぽくなる。


この400文字を書くのにやる気もモチベーションもない。ただキーボードを打っただけ。


書いたことで次を考え、それをエンドレスで続けていく。

どこかで伏線のようなものを思いついたらしめたもの。潜めに潜めてドカンと爆発させる。

アドリブで書いていくと伏線を仕込むのはなかなかしんどいが、それでもうまく仕込めれば物語の起伏が大きくなる。思いついたことをただ書くだけじゃなく、そういう隠す作業も併せて行えれば、おもしろい物語に近づいていく。



とにかくまずは『書くこと』が重要だ。

書いて、書いて、さらに書く。




そうして、この『執筆記録N0001』が完成した。

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