『ヒースブログ』の管理人のヒースです。
普段から『有吉ゼミ』や『デカ盛りハンター』、『大食い王決定戦』、『ジョブチューンのやりすぎ食堂』などのデカ盛り、大食い番組をよく見る。
とんでもない量の食べ物をそれぞれの攻略法でちゃんと食べ切る。肉から食べるか、ご飯から食べるか、あるいは野菜から食べるか。顎の疲れや食材の食感の変化も計算して、しっかりと食べ切るように奮闘する。
そういうチャレンジを見るのがたのしいし、ちゃんと食べ終わったときには見ているだけで食べてもいないのにも関わらず、食べ切った達成感すらも共有できている感じすらある。
よくあの量を食べたなぁ、と毎度毎度感心する。
――ここからはマイナス点。
とはいっても『有吉ゼミ』はタレントの宣伝色が強いので、ギャル曽根や一部の挑戦者を除き、最初から完食を目指していないのがとても残念で仕方がない。
料理を提供するお店側も、予めわかっているとは思うが、ギャル曽根以外ほとんどの挑戦者が完食できないのは本心ではあまり気持ちのいいものではないと思う。
大食いだけではなく激辛においても同じ傾向があり、仕切りのゴルゴ松本やあばれる君、ワタリ119はまず完食するのだが、他の挑戦者では本気で激辛に強い人がペロリと食べるのに対し、そうでもない方々は早々にギブアップする。
大食いも激辛も、暗黙のルールとして『食べられる人が挑戦する』というのがあると個人的には思っているのだが、『有吉ゼミ』だけはそのルールが適用されていないのがとても気になる。
インスタ映えとかで頼むだけ頼んでまったく食べないとか大幅に余らせるというのは社会問題になるけど、番組ではそうはならない。鉄板の『残ったものはスタッフがおいしくいただきました』と出してしまえばその後どうなったかもわからないから、実際のところもわからない。
あくまで番組構成上では大量の食べ残しが出る、残念な挑戦者一行となっている(番組の企画であり、普段出さないメニューを用意しているので、食べるも食べないもあくまで企画としての結果であり、全部含めて演出にすぎない)
ギャル曽根を含むフードファイターたちは基本的に食べ切るのが仕事なので、どんな量でも最後までチャレンジするし、基本的に本当に食べ切る。延々と同じものを時間内にどれだけ食べられるか、という企画に限ってはあたりまえだが時間切れでの食べ残しが出る。ただ、こちらは普通に考えると撮影が終わればちゃんと食べていることは容易に想像できる。
大盛りすぎて限界で食べ切れない、というのはあまりない。だいたいが時間切れでの幕引きとなる(予選であるほど食べ残しが増えると思うが、あまり放送されないので認識はしにくい)
稀に苦手な食べ物に当たって本当に食が進まない一般チャレンジャーもいるが、プロと言われるフードファイターたちは苦手なものでもちゃんと食べに向かう。難点は、苦手なので食べる姿があまりおいしそうじゃないので美しくない、といったところか。
ちょっと前にも書いたけど、デカ盛りや激辛料理は『基本的にちゃんと食べ切る自信がある場合に注文する』ものだ。
店主もサービスでやっていたり、挑戦する姿が好きだからと基本的に善意だ。
食べられないのに頼むのは、そういった店主の善意に対する裏切りだし、料理を作った身としても残念に思うことだろう。一番イヤなのはもちろんインスタ映えの客だ。せめて、ちゃんと食べてもらい、それで食べ切れずに残すなら仕方ないくらいが精々だ。
頼んでもいないのに大盛りを提供する店や、量に対する事前の注意がない店に遭遇してしまった場合は、ある意味不可抗力なので、初回に限り食べ残しが多くても仕方がないだろう。
絶対――は言いすぎだができればやってほしくないのが『知っていて注文して、やっぱり無理だと食べ残すこと』
調べればなんでもわかるこのご時世、自分の食べられる限界と相談しながら、限界ギリギリを攻めるデカ盛りにチャレンジするくらいにしておいたほうがいい。いつ、だれに、その姿を押さえられてTwitterとかインスタとかに流されるかわかったものじゃない。そういうSNS避けもあるが、そもそも食べ物を粗末に扱うのはよろしくない。
食品ロスをなくそうとする動きも強くなっている。
食べなくても食べ物が余って廃棄されてしまう状況なのだから、せめて頼んだものくらいはちゃんと食べ切っておいてもらいたいというのが個人的な願いだ。
少なくとも自分は出てきたものは食べ切るようにしている。その結果、外食をする限りは糖質制限を続けることができなくなっている(添え物も、衣も、ご飯半分、シャリも残さない)
自分が食べられる量は把握しているつもりなので、余計に注文することもないし、ちょっと計算が狂って多く頼んでしまっても頼んだ以上はがんばって食べる。
こういう性質をしているので、大人数の宴会は本当は苦手だ。どうやったって食べ残しが出る。自分が所属するテーブルは4人分程度なら余った分は引き受けるが、さすがに10人、20人とかになると絶対に無理。やむなく残った料理を残念そうに見ながら引き上げるしかない。
新型コロナの影響で幸い(?)宴会はおこなわれることがない。自分でコントロールした量を食べられるので、正直なにも困ることはない。
飲食業には厳しい状況なのは間違いないが、テイクアウトや内食で、各自が適量を食べている状態は、食べ物の消費の視点では決して悪くない。まだ流通している食料が少なくなっているわけではないので食品ロスが減っていない。
今後も宴会は少人数となれば、コースではなくアラカルト+飲み放題みたいな注文が増えるようになるかもしれない。それに合わせて売り切れ御免を良しとする社会とし、あるものを食べたい人が食べる世の中になるともっといいのかもしれない。
話が大きく逸れてしまったが、出されたものはちゃんと食べてもらえば廃棄が減り、売り切り御免で食品ロスが減るようになるかもしれない。テレビでもみんながみんなどんな量でも食べ切る姿ばかりを見せていれば、見ている側も気持ちがいい。
説教くさい言い方になってしまうが『生命をいただくから、いただきます』『料理を用意するのに走り回ってくれたので、御馳走様』という言葉の意味がある。
出された料理に感謝し、作ってくれた人に感謝し、しっかりと食べ切って、みんなが丸く収まるのが一番いいと本気で思う。
Twitterではブログに書き切れないことをたくさんつぶやいていますので、ヒースに興味を持っていただければフォローをお願いします。
コメント