コーヒーって人によってこだわりポイントがぜんぜん違う飲み物。
豆の産地がうんぬん。
豆の配合バランスがうんぬん。
豆の炒り方で味がぜんぜん違う。
豆の挽き方で雑味がぜんぜん違う。
コーヒーショップに行けば常時20〜30種類くらいのコーヒー豆が売っている。
淡い色の浅煎りから真っ黒な深煎りまで種々様々だ。
銘柄も産地別やブレンド別に値段もピンキリで売っている。
こだわり始めたら際限がないのがコーヒーというもの。
良い豆、良い炒り方、良い挽き方、良いマシーンでの抽出。
ちょっとバランスが変わるだけで味や香りが大きく変わってしまうかなりデリケートな飲み物なので、通になるほどこだわりが強くなる。
100g2000円とかするコーヒー豆を買って、10〜20万もする全自動コーヒーマシンで挽きたて淹れたてのコーヒーを味わう。
満足度を高めるなら選択肢としては充分ありだと思う。
実際、自分もデロンギの全自動エスプレッソマシンは常にAmazonのほしいものリストに入れて価格推移をウォッチしているくらいだ(^_^;)
でもハッキリと言っておきたい。
「コーヒーに強いこだわりがないのなら、ネスカフェのバリスタで淹れるゴールドブレンドでも充分だ」
理由は以下の3点。
・本体が安く、ボタンワンタッチで手軽な操作
・使うコーヒーは豆ではなく顆粒のゴールドブレンド
・ゴールドブレンドをおいしく淹れるマシーンなので、本当にゴールドブレンドがおいしく飲める
コストコでバリスタ本体とゴールドブレンドエコ&システムパック8本のセットを購入したことで、バリスタの良さが理解できたので、コーヒーを手軽においしく飲みたいならかなりオススメすることができるようになった。
[kanren postid=”1386″]
正直買うまでは「所詮ゴールドブレンドでしょ?」という感じだったけど、ただお湯で溶くのに比べたら風味が段違い。
淹れ終わったあとの泡(クレマ)がかなり厚いので、泡の下に香りが閉じ込められているのは大きなポイントとなっている。
バリスタをオススメする理由をもうちょっと深掘りしてみる。
ひとつめの値段が安いというのはAmazonとかを見れば一目瞭然。本体だけなら3000〜5000円くらいで買える。
近場で買うならそれこそコストコやドン・キホーテ、ケーズデンキとかノジマ電気、大手のビックカメラやヨドバシカメラでもいい。
この手の本体が安いものはリフィル(交換品)が高いというのが相場で、バリスタも例外ではない。
一般にスーパーやドラッグストアで90g450円くらいで買えるゴールドブレンド顆粒が、エコ&システムパックになると105gで800円くらいになってしまう。
中身は変わらないが、システムの都合でかなり割高になってしまう。
だからと言って、バリスタに通常のゴールドブレンドを入れるのはオススメしない。
エコ&システムパックは、コーヒータンク内に余計な空気や湿気が入らないように、一方通行でのコーヒー顆粒の補充をおこなううシステムになっている。
通常のゴールドブレンドではどうしても投入過程で余計なものが混入してしまう。
結果として、コーヒー顆粒が酸化したり湿気を帯びて固まったり流れが悪くなってしまい、故障の原因になってしまう。
ちょっとケチって本体が壊れたんじゃ本末転倒だ。
ここは必要経費と思って、エコ&システムパックを使うのを推奨したい。
ふたつ目のポイントが、このゴールドブレンド顆粒を使っている点だ。
バリスタではコーヒー豆ではなくコーヒー顆粒を使ってコーヒーを抽出している。
コーヒー豆を使うコーヒーマシンの場合、メリットとして飲みたいコーヒー豆を選べるが、デメリットとしてコーヒー豆をこまめに買いに行かないといけない。
コーヒー豆は炒ってしまっても挽いてしまっても結構なスピードで品質が劣化していく。
だから、ちょっとの量をこまめに買いに行くことになる。
強いこだわりがないと、このコーヒー豆を選んだり買いに行ったりすることが逆に面倒に感じてしまうかもしれない。
その点バリスタはシンプルだ。
エコ&システムパックなら何でも使えるが、基本的にはゴールドブレンドを淹れることになると思う。
ちょっとおしゃれに香味焙煎や、ちょっとリッチにプレジデントを飲むのもいいかもしれない。
1回使い切りなので、65gか105gは一度に投入しないといけないので、コーヒーの種類を変えるのは使い切ったタイミングだけになる。
ちょっと試したい場合はなかなか難しいので、前提である『コーヒーにこだわらない』なら、ゴールドブレンド一択で充分だ。
で、最後のポイントが一番わかりやすいような、わかりづらいようなメリットだ。
『同じゴールドブレンドなのにバリスタで淹れるとおいしくなる』
こればっかりは実際に所持して自分で淹れるか、誰か使っている人のお家にお邪魔してご馳走してもらうか、家電量販店でたまたま実演販売をしているものを試飲させてもらうしかない。
バリスタで淹れたコーヒーマグを見ればクレマの厚みがよくわかる。
飲んでもらえばお湯で溶いただけのゴールドブレンドとの違いがわかるはず。
ただ、前提の『コーヒーにこだわらない』が過ぎると、ゴールドブレンドがちょっとおいしくなったくらいじゃ違いが感じられないかもしれない。
「だったらバリスタじゃなくてもいいんじゃない?」
そう言ってしまうと話が終わってしまうので、コーヒーにこだわらないとしても「ん? いつもとなんか違うな」とプラスの方向でゴールドブレンドを味わってもらいたいと思っている。
ここで言うコーヒーにこだわらないというのは、コーヒー豆の産地や炒り方や挽き方まではまったくわからないけど『酸っぱい』『いい香り』『濃い』『苦い』くらいの識別はできるくらいを想定している。
その差がわかればバリスタで淹れるゴールドブレンドが『ちょっと香りがいい』『なんだか口当たりがなめらか』くらいは感じられると思う。
ハンドドリップは面倒、パックドリップも面倒。
だからインスタントで充分。
そんな人こそインスタントだけどインスタントじゃない、バリスタにチェンジすることで、いつものゴールドブレンドをちょっとおいしく飲むことができるようになる。
本格的なコーヒーマシンじゃなくても、アンダー5000円のバリスタで充分リッチな自宅カフェができる。
ちょっとしたおまけとして、蒸気で抽出するタイプのコーヒーマシンを使うと、部屋の中に淹れたてのコーヒーのいい香りが漂うので、この香りだけでもバリスタを買った価値があったと思ってもらえるとありがたいかな(^^)
コメント