ストレングスファイダー2.0という自分の強みや弱みがわかるツールがある。
たくさんの質問に感覚的に答えることで全34資質の中から自分の強みや弱みを順位づけてくれる。
ストレングスファインダーにて得られた強みを今後の人生にどう活かしていくか、それを客観的に考える機会を与えてくれる便利なツールだ。
「現状を変えたい」
「何となく不満があるような気がする」
「自分が何が得意なのか苦手なのかを知りたい」
こんなことを考えたことがあるのなら、ストレングスファイダーの診断テストを受けてみて、自分にどのような資質が備わっているのかを確認してみるのをオススメする。
少なくとも、強みを知っていて得にこそなれ、損になることはないはずだ。
ストレングスファインダーの受け方
書籍に封入されているアクセスコードを用いることでストレングスファイダーの診断テストを受けることができる。
1度限り有効なので、古本だとすでにそのコードが使用されている可能性が高いので書店で新しいものを買うことを強くオススメする。
公式サイトからアクセスコードのみ購入することもできるので、もしも使用済みのコードしかない場合は公式サイトにアクセスして直接コードを購入して診断テストを受けることもできるので安心してほしい。
ストレングスファイダーの診断テストは177個の質問に1問あたりたったの20秒で答える形で進んでいく。
選択肢がAとBのふたつあり、『Aだ』『ややAだ』『どちらでもない』『ややBだ』『Bだ』の5段階から本能に準じた感覚で自分ならこうするという選択をおこなう。
20秒を超えると回答なしになってしまうが、177問あるのでそれで結果が大きく歪むことはない。ただ、なるべくすべての質問に答えられるように、あまり考え込まずに直感で選択してしまおう。
診断テストの結果をどう活かすか
書籍についているアクセスコードにて診断テストが完了すると、全34資質の内から上位5位までの結果が無料で閲覧できる。
各資質に関しての詳細なレポートがあるので、詳細を良く読んで自分の資質がどういったものであるかをまず理解しておこう。
また、㈱Meee代表のやぎぺーさんのサイトに34資質のメリット・デメリットを一覧化した記事がある。
上位5資質以外の資質についてもパパっと全体的に確認できるのでオススメだ。
もちろん、ストレングスファインダーの診断テストを受けるために買った書籍を良く読むのでも構わない。
ただ、残念ながら書籍は一覧性には乏しいので、全34資質をパッと全体的に確認するとまた違ってくる。
全部を俯瞰してみることで見えてくることがあるかもしれないので、いろいろな方法で全34資質に常々触れ合っておいてほしい。
上位5資質までの表示だと、自分の強みとなる部分が何なのかがわかるようになるが、「ふーん」と感心してそれだけで終わってはいけない。
参考程度で終わってしまうと、せっかく受けたストレングスファイダーの診断が無駄になってしまう。
診断結果を今後の生活、生き方にどう活かしていくかを考えることが肝心だ。
上位の資質は本人が無意識でできることでもあり、悩んだり考え込まなくてもうまくいく方向性を示している。
逆に下位の資質は本人が苦手としていることであり、弱みである資質を伸ばそうとすると大変な苦労をする可能性が極めて高い。
得意を伸ばすのは簡単だが、苦手を埋めるのはむずかしいのだ。
ある事柄に対して何かを行う場合、知識や努力はいずれにしても必要になる。
強みがある資質の場合はそこに才能が加わる。
強みを持った資質であれば『才能 ✕ 知識 ✕ 努力』となるので、『知識 ✕ 努力』となってしまう他の資質よりは圧倒的に有利だ。
強みを知り、強みとなる才能を活かすことが、自分の人生を前向きに進められる原動力となるのはまず間違いない。
全34資質の順位がわかったほうがいい理由
公式サイトから上位5位より下の29資質――つまり全34資質の解放をする場合は、ぱぱらくさんのHPに詳しいやり方が書いてあるので、海外サイト(日本語)での支払い方がわからない場合は手順に従って支払いを進めてほしい。
支払いが終わって無事にアクセスコードの登録が完了すると、今まで見ることのできなかった残りの29資質を含めた全34資質が確認できるようになっているはずだ。
それぞれの資質が何位だったか。
ある程度グループ化したときに、どの属性の資質がどの順位に固まっているか、あるいはどう分散されているか。
強みと弱みが納得できるか、それとも相反しているか。
ストレングスファインダーはあくまで才能が強く発揮される順位であり、すべてがその結果どおりになるというわけではない。
ただ、強みになる上位5資質と弱みである下位5資質では、それぞれの才能を伸ばそうとした場合に必要な努力が大きく変わってしまう。
仮に上位5資質を学習した場合の吸収率が90%で下位5資質が30%だった場合、弱みを埋めるのは強みを伸ばすのに比べて3倍も苦労することになる。
吸収率だけで見ても差があるが、学習に対する意欲にも差が出る。
得意なことをやるのは苦にならないが苦手なものはそうもいかない。
同じ時間勉強をしたとして、得意なら意欲100%の吸収率90%、苦手なら意欲50%の吸収率30%と考えた場合だと実に6倍もの効率差が生じる。
もし弱みとなる資質を埋めざるを得ない生活を送っている場合は、強みを活かせる仕事についたり強みを活かした考え方を取り入れる必要があるだろう。
診断テストでせっかく強みがわかってもそれを活かせないのは、何も知らなかったときよりも苦しむことになりかねない。
わざわざお金を出してストレングスファインダーを受けて強みを知りたかったのは、きっとその強みを活かした仕事や生き方をしたいからのはずだ。
真剣に自分の人生を考えて『思い切って環境を変えるほうがいいという結論』に行き着いたのなら、自分の強みを活かした生活を送るために自分の出した決断を信じてあげてほしい。
ストレングスファインダーを受けてみて
診断テストを受けるにあたり、とにかく全177項目の質問を何とか時間内に全部答えてみようと思って実施に望んだ。
途中、若干回答に悩む質問もあったが『自分だったらこうする、こう考える』という選択肢を選び、スピーディーに回答を進めることができた。
177個の質問への回答が終わり、どんな結果が出るのかワクワクしていたら以下のような上位5資質を持っていることがわかったのだ。
[box class=”blue_box” title=”ヒースの上位5資質”]
① 個別化
② 収集心
③ 未来志向
④ ポジティブ
⑤ 学習欲[/box]
上位5資質をうまい感じでまとめると以下のようになるのかな?
『異なる個性を持つ仲間と活気あふれる未来を生きるための情報を集めて学習する人』
何だかちょっと凄そうで良くわからない人になったような気もするが、まとめ方がおかしかったかもしれない。
学習欲と収集心が上位にあるのが『ノウハウコレクター』みたいでちょっとイヤだけど、その分野を活かした未来設計をすることに意義があるのであれば、集めたノウハウをそのままにしやすい癖を理解し、アウトプットすることで変化を与えていかなければいけないとわかる。
未来志向、個別化、ポジティブあたりの資質は、大きな変化があたりまえの現代を生きる上で、固定化した常識に縛られず、何が起きてもそれぞれの個性を大事にすることで明るい未来を目指す、という形でむしろ今を生きるには必須の資質にすら思える。
こうして5資質を見て、さらに自分の考え方の癖を統括することで、これからの生き方の方向性を見定めることも可能となるのだ。
ただ、上位5資質だけでは判断が歪む部分や確定しづらい部分もある。
残り29個の資質の順位によっては、強みと思っている部分が使い方次第では弱みとなってしまう可能性があることを見逃しているかもしれない。
たとえばポジティブをメリットと考えれば”前向き”となるが、慎重さがなかったり分析思考が弱かったりすれば”ただ反省しないだけが取り柄”となってしまうかもしれない。
強みとなり才能がある上位5資質の組み合わせだけでもいいと思っていたのだが、せっかくだから残り29資質の結果も解放して、より自分のことを理解するほうが選択肢が広がると考えて追加課金をすることを決めた。
全34資質を調べてみた結果
分析をするのにはまだ時間がかかりそうだが、とりあえず追加課金をして判明した全34資質は以下のようになった。
[box class=”blue_box” title=”ヒースの全34資質”]
1〜5 個別化、収集心、未来志向、ポジティブ、学習欲
6〜10 目標志向、内省、最上志向、回復志向、調和性
11〜15 着想、アレンジ、戦略性、親密性、達成欲
16〜20 分析思考、活発性、共感性、責任感、コミュニケーション
21〜25 自己確信、成長促進、自我、規律性、包含
26〜30 信念、公平性、適応性、社交性、競争性
31〜34 運命思考、指令性、原点思考、慎重さ[/box]
ちょっと下位の弱みが気になるところだけど、34資質の組み合わせをしっかりと考えている内に何かが見えてくるかもしれない。
ストレングスファインダーは受けてからの考え方が結構大事なので、解放した全34資質の意味合いを理解し、どのように生きていくのが向いているのか才能が活かせるのかを真剣に考えて、今後何をやっていくのかを創意工夫していかないといけない。
全34資質の才能がわかるストレングスファインダーにちょっとでも興味が湧いたのなら、強みとなる上位5資質を見るだけでも何かを変えられる根拠になると思うので、「書籍1冊を買ったらついでに診断テストを受けられるからオトク」くらいのテンションで気軽に受けてみてほしい。
ストレングスファインダーを受ける人が多くなれば、うまく弱点を補い合う仲間や強みを高め合える仲間を探すこともできる。
身近な人やパートナーにも診断テストを受けてもらってお互いの強み弱みをより良く理解し合ったほうが、なぜそう思うのか、なぜそんな行動をしたのかがわかるようになって、より相手のことを理解できるようになるかもしれない。
もし診断結果や自分の人生に対する考え方の変化を気に入ったのなら、ストレングスファインダー2.0の診断テストをいろいろな人にも勧めてほしい。
全34資質の組み合わせを理解するのにはまだまだ時間がかかりそうなヒースをフォロー。
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