『ヒースブログ』の管理人のヒースです。
NintendoSwitchとPS4に超高難度のローグライクRPGのMISTOVER（ミストオーバー）がリリース。
霧に覆われた世界を崩壊から救うために、数多のダンジョンを潜り抜ける世界滅亡からの脱出RPGだ。
MISTOVER（ミストオーバー）の特徴
かわいらしいイラストだが、とてもガチガチの世界観が構成された硬派なゲーム。
毎回マップが変わるローグライクゲームで、戦闘はシンボルエンカウントのコマンドRPGだ。
ローグライクおなじみの腹減り度があるが、こちらの存在はとてもシビア。
うっかり食料を持ち込み忘れると……はい、全滅で全キャラロスト！
そう、最大の特徴のひとつはキャラロスト。
冒険者を雇ってダンジョンを攻略するのだが、死んだらそのキャラは永遠に失う。
戦闘中なら一定時間以内にHP回復をすることで生き返らせることができるが、間に合わないとそのままその冒険中は使えない。もちろん、冒険から無事に帰っても死んだまま。
誰も死なせないように慎重にダンジョンを攻略しないといけないが、超攻撃力の敵キャラ、出血というスリップダメージを持つ状態異常、さらに腹減りでの移動時のHP減少などなどHPを減らす要素が盛りだくさん。
ヒーラーがいないとまず間違いなく誰かをロストする。ひとりで済めばいいけどね……。
もうひとつの特徴は本作の最大の特徴であり、シビアなゲームならしめるストイックな拘りを感じるシステム。
そう、世界崩壊――セーブデータロストだ。
世界を救う冒険なので、世界を救うことができなければ文字通り世界が崩壊する。
その世界での冒険はもう不可能――セーブデータも消えて最初からやり直し。
MISTOVERでは世界崩壊カウントの時計があり、ちゃんとしたプレイをすれば現状維持か針が巻き戻されるが、特定の要素を満たさずにダンジョンを出てしまうと時計の針が進んでしまう。
ちょっとずつとはいえ、確実に世界の崩壊が近付いていく。
序盤で針を進めすぎると、難易度の上がる後半でのセーブデータ寿命がどんどんと短くなる。
チュートリアル的な序盤で適当プレイをするしわ寄せは後半に来る。
針がなぜ進んだかはクリア時に表示されるので、次からはちゃんとプレイしよう。
MISTOVER（ミストオーバー）攻略のコツ
☆パラディンをリーダーにして障害物の破壊。
これでアイテムをかなり入手できる。
アイテム1個で結果はかなり変わる。現地調達の大事さは早めに掴んだおきたい。
☆ヒーラーを編成する。
道具が少ないダンジョン内での生命線。
せっかくなら単体回復だけじゃなく全体回復のスキルも欲しいところ。
戦闘中に防御してMP回復、敵をちょっとだけ残してパーティーのHPを維持。
満腹度ゼロの腹減り状態や出血状態でもHPを維持できる。かなり重要。
☆腐っても食べ物
通常の食料はかなりの満腹度を上げるが、ダンジョンから持ち帰ったりダンジョン内で入手した汚染された食料は満腹度はあまり上げず、嫌な状態異常も食らってしまう。
でも、腐っても食料。食べるタイミングを調整して餓死だけは避けよう。
HPがある程度減ってから食べても戦闘中にヒーラーで回復できるので、うまい食べ方を工夫しよう。
☆マップは隅々まで探索
世界崩壊時計の針が進む条件に、敵を倒していない、宝箱を開けていない、花を光らせていない、というものがある。
宝箱は銅、銀、金と３種類あり、すべて開けないといけない。
特に金の宝箱は職業専用装備が入手できるので絶対に開けたい。武器が強ければ強いほどダンジョンの攻略が容易になる。
世界時計が進まない条件でもあるので、マップ内の鍵色と宝箱の色を把握してうまく移動してすべての宝箱を開けよう。その途中で光花に触れて明かりの維持も忘れないようにしよう。
☆斜め移動がかなり重要
たった一歩が世界を救う。その一歩のためにパーティーが全滅することもあるし、世界が崩壊することもある。
塵も積もれば山となる。斜め移動で腹減りを少しでも抑えよう。
☆出血を舐めるな
このゲームの状態異常である出血は、一定のHPをどんどんと失う危険な状態異常だ。
戦闘中もさることながら、地味に移動中のダメージが厳しい。
こちらも腹減りのスリップダメージと同じで、ヤバいと思ったらわざとシンボルにぶつかって戦闘に持っていき、戦闘中にヒーラーに回復してもらおう。
☆命中率を引き上げよう
プレイするとわかるが、MISTOVERはかなりミスが多い。
倒せると思った敵が倒せないとそれだけでキャラロストのピンチだ。
各個撃破の原則に従ってもミスで台無しになる。命中率は引き上げておくに越したことはない。
スキルの強化で、一番使う通常攻撃を引き上げておけば攻撃力とともに命中率も上がるので、敵を倒す計算がしやすくなる。
一番使うのは通常攻撃なので、通常攻撃の強化は忘れずにやっておこう。
MISTOVER（ミストオーバー）は超いい感じの雰囲気ゲー
3頭身のわけありげなキャラクターや拠点メンバーのイラストも良く、暗い世界観や舞台設定も秀逸だ。
世界崩壊をセーブデータに適用されたり、容赦のないキャラロストも、雰囲気を大事にしているからこそ。
あまりの難しさにコントローラーを放り投げる人が続出するのは間違いない超高難度ゲームだが、これがいいという人はかなりの数いるはずだ。
シビアだけど一定のルールでプレイをすれば攻略そのものは不可能ではない……はず。
ただし、後半に進めば進むほど初見殺しも増え、容赦のないキャラロストで放心状態に陥る可能性も増える。
しかも、キャラロストに怯えてダンジョンから逃げ帰れば世界の崩壊が近付くという泣きっ面に蜂のシステムが開発者の拘りの賜物だ。
上手い人のプレイ動画などを参考に、ぜひこの暗く、けど確実にキャラが生き抜こうとしているMISTOVERの世界に触れ、その拘りを堪能してみてほしい。
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