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【感想】『たとえる技術』(著:せきしろ) 色々なたとえ方で表現の幅を広げてみよう!

2019 6/18
【感想】『たとえる技術』(著:せきしろ) 色々なたとえ方で表現の幅を広げてみよう!

『ヒースブログ』オーナーのヒースです。

せきしろさんの『たとえる技術』をKindleで購入して読了しました。


簡単にどんな本だったかをひとことで言ってしまえば、



「よくこんなに幅広いたとえが思いつくなぁ……」



と、感心と若干の呆れが入り交じる不思議な気持ちになりました(^_^;)


決して悪い意味で言っているのではありません。



およそビジネス本とは思えないような文体と例文構造。

畳み掛けるようなリズム感。


このスピード感にハマる人にはトコトン気持ち良くハマり、そうでない人は秒速でぶん投げてしまう両極端の特性があると想いました。


自分は大丈夫なヤツでした(^^)

目次

たとえる技術の特徴


基本的な構造として、筆者の過去の経験をや主観を元にしてある特定の状況をたとえる、という流れとなります。


ほとんどが『 ◯◯ のように □□ 』という直喩での例示になっています。


『想像力を利用する』というテーマでたとえる例が『道に落ちている片方だけの手袋』だった場合、その手袋がなぜそこにひとつだけあるのか、という状況を想像力を駆使して『◯◯のように手袋が落ちている』とたとえていく。


・決闘が行われたかのように手袋が落ちている
・場所取りしているかのように手袋が落ちている
・犯人の狂気のように手袋が落ちている
・魔界との穴をふさいでいるかのように手袋が落ちている
・ボンバーマンのアイテムのように手袋が落ちている
・正直者にしか見えないように手袋が落ちている


これで抜粋です(^_^;)


こんな感じでひとつのテーマに対して20例ちかくのたとえが次々と現れるのです。


全部直喩のためか、後半になるほど変化球になって悪ふざけが効きます。ここが、ハマる人とハマらない人の分岐点になっている気がしました。

なぜ”たとえる技術”が必要なのか


本書では、


『たとえないよりもたとえたほうがいい』


をコンセプトとしています。



何かを伝えたいときは陳腐な、ありきたりな表現では伝わりません。

感謝を伝えたいのに語彙が少なくて、ただの「ありがとう」だけでは不十分、満足できない、もっと感謝していることを伝えたい――そんなときにこそ”たとえ”を使うべきだ、と言っているのです。



相手にも同じイメージが共有されるほど具体的なたとえを出すことができれば、感情の共有ができます。

ストレートではなくちょっとした変化球を放れば、あなただけのオリジナリティが出せます。

なにより、たとえを入れたほうが伝わりやすくなります。



だから、たとえましょう。より伝えるために。



人は、思っている以上に他人の話を聞いていないのです。

たとえる技術の考え方


『たとえる技術』では、たとえる際に以下の視点を持つように伝えています。


・視点を変える
・似た形を探す
・似た色を探す
・似た動きから作る
・よくある表現をアレンジする
・得意分野を利用する
・学校を使う
・著名人を使う
・動物を使う
・想像力を利用する


そして、


・状態をたとえる(大小、長短、偶然、関係性、希望絶望、等々)
・感情をたとえる(喜怒哀楽、後悔、孤独感、とまどい、悔しさ、等々)



様々な視点で、見たもの、似たもの、思ったものを片っ端からたとえていく。

無理矢理にでもたとえることで、思いもしなかったワードが出てくることもあります。


たとえる技術は、伝わりやすさ向上とともに発想の特訓にも使うことができるのです(^^)

たとえる技術を磨くことで得られるメリット


たとえを入れることで、必然的に会話が長くなります。


「いい天気ですね」


これでは一瞬で終わってしまいます。



そこをたとえ話を混ぜることで、会話を引き伸ばします。


遠足を楽しみにしていた子供が起きた途端にカーテンを開けて浴びる陽射しのようにいい天気ですね」


こうすれば文字数もたくさん増えるし、より具体的にイメージが共有されればここで終わらずに次に繋げることができます。



また、たとえを混ぜることでピンチを切り抜けることもできます。

このメリットは本書にはふんだんに出てきます。

言い間違いや失言に対して悪いイメージを逆転できる『 ◯◯ なのに □□ 』『 ◯◯ だけど △△ 』を使います。


学校で先生のことを思わず「お母さん!」と言ってしまった場合に、「……のように感謝しても感謝しきれません」と言ってその場を凌ぐとか、そんな微妙な感じではありますけど(^_^;)

かなり強引ではあります。けど、そのままではただ恥ずかしいだけで終わってしまうところを、うまくハマれば相手が喜んでくれる可能性が出てきます。


もちろん、どう足掻いても無駄に終わる可能性もあるでしょう(^_^;)

けど、今回のテーマは『たとえないならたとえるほうがいい』なので、やっぱり何かの可能性にかけてたとえ話でうまく次に繋ごうという姿勢が大事なんだと思います。


他にも、たとえ話をうまく混ぜていくことで、言葉が持つイメージを変えたり、オリジナルな季節の挨拶を作れたり、味覚をくすぐるように食べ物の美味しさを伝えられるようになります。


『たとえないなら、たとえるほうがいい』


合言葉のように繰り返してみましょう。

たとえる技術のまとめ


本書では、せきしろさんがかなりのボキャブラリーで、たくさんのたとえをテンポよく、まるで大喜利のように連発しています。

どんな発想でもいい、という前例となるべく、表現の幅も豊富です。


たとえ方がどうであれ『相手に伝わりやすくしよう』という思想に集約されています。


たとえる技術を磨くことで、今まで自分が使っていた言葉にあと一歩の工夫と華を添え、いいイメージを共有することができ、本当に伝えたい気持ちを伝えやすくなります。

伝わらないことで損をしないように、何気なく自分が使った言葉をあとでリフレインして「別の表現にできなかったかなぁ」という振り返りをしてみてください。


◯◯ のように、 □□ だ。


という直喩でも充分です。



練習はブレインストーミングや大喜利をイメージし、自分が良く使う言葉にはたとえ話を交えて具体的に、かつ独自性に富んだ表現ができるようになると、今後人と話すことが楽しくなるかもしれません。


Googleサジェストのように、関連性のある言葉をすぐに例示できるようになるのがある種の理想ですね(^^)

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